ポーランド/EUのポリスキー・ナグラニャ・ムーザ/ワーナーから、18年新規リマスター&3面開きデジスリーヴでのリシュー。ポリッシュ・ジャズ・シリーズvol.36で、分厚いブックレット付。ミハル・ウルバニアクはワルシャワ出身のヴァイオリニスト兼管楽器奏者で、60~70年代は主にミハル・ウルバニアクズ・グループやコンステレイション名義でポーランド、ドイツ、北欧を渡り歩き、73年に活動の拠点をニューヨークに移してフュージョン名義やソロ名義で活動したビッグ・ネーム。ドン・シュガーケン・ハリスやジャン・リュック・ポンティと共に参加した、71年のニュー・ヴァイオリン・サミットでも知られていると思う。本作は、73年にポーランドのポリスキー・ナグラニャ・ムーザからリリースされたコンステレイション名義のライヴ・アルバムで、73年5月のワルシャワ・フィルハーモニック・ホールでの演奏、コンステレイションとしては2枚目。メンバーは、ファーストと同じウルバニアク、アダム・マコウヴィッチュ、ヴォイチェフ・カロラック、チェスワフ・バルトコウスキ、奥さんのウルスラ・ドゥジャクの5人編成、プロデュースはヴォイチェフ・ピェントフスキ。概ね、ウェザー・リポート辺りのスタイルを基調としたクロスオーヴァー方面という印象だが、例えばアネット・ピーコックばりのエフェクトをカマせたスペイシーなヴォイス・パフォーマンスや、鋭く切り込むヴァイオリン、ロック調のドカスカなドラム、ユーモラスなパーカス、ジャジーなエレピ&オルガン等が飛び交う、インプロを軸とした濃密なアンサンブルを堪能出来る。全体に素直に圧巻というか、バンド感&ハミ出し感十分でカッコいい好盤と思う。本作後、参加メンバーほぼ全員で渡米した。
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(Progressive/Crossover,Jazz Rock / Digi-Pack CD (2018 Re-master) / Polskie Nagrania Muza/Warner/Poland,EU)