スロヴァキアのパヴィアン・レコードから、24年新規リマスター&3面開きデジパックでのリシュー。フェルマータは旧チェコ・スロヴァキアのブラチスラヴァ出身のグループで、元パヴェル・ハメルのプリュディやコレギウム・ムジカムのフランチシェク・グリグラークと、トマーシュ・ベルカが中心となって73年に結成されている。本作は、94年にスロヴァキアのエナ・レコードからリリースされたナインス・アルバムで、91年の前作「スマイル」に続く再編第2弾。メンバーは、前作と同じグリグラーク、マルチン・ハンゼル(ex.プリュディ,イグジット 40,etc)、マリウス・バルトン(ex.ドリアン・グレイ,etc)、インジフ・G・プランカ(ex.プレスバーグ,etc)の4人編成を基本に、曲によってエリフ・プロハースカ、パヴォル・ホルヴァート(ex.トゥブラタンカ,etc)等が適時ゲスト参加、プロデュースはイーゴル・グリチャ。概ね、前作のフュージョン・プログレ系路線を継承しているが、ギターがよりメタリックな方向というか、ヘヴィ・メタル文脈のテクニカル・スタイルに寄っている感じで、ジャズ・ロック的ブルース色は薄まっている印象。かといってヘヴィ・メタルというわけでもなく、クラシカルなプログレ色は逆に増していて、結果としてわりと典型的な90年代バカテク・ハードフュージョン・プログレに仕上がっている。数曲あるボーカル曲も悪くはなく、グリグラークのバカテクな弾きまくりギターを堪能出来る好盤と思う。
輸入盤
(Progressive/Fusion,Hard,Classic / Digi-Pack CD(2025 '24Re-master) / Pavian Records/Slovak)