ポーランドのワーナーから、デジパックでのリシュー。特にリマスター表記はないが音質はクリアでよい。エクソダスはワルシャワ出身のグループで、アンヂュジェイ・プチェンスキが中心となって76年に結成されている。本作は、82年にポーランドのポルスキー・ナグラニア・ムーザからリリースされたセカンド・アルバムで、メンバーは、前作と同じアンヂュジェイ・プチェンスキ、パヴェル・ビルラ、ヴラディスラフ・コメンダレク、ヴォイチェフ・プチェンスキ、ズビグニェフ・フイクの5人編成。基本的には、前作の延長線上にあるヘヴィ・シンフォニック方面のサウンドで、東欧的スペイシー感やオールドファッションなイモっぽいプログレ色はほぼそのままだが、キーボードが随分と幅を利かせていて、ギター中心のアンサンブルだった前作とは少し趣を異にする印象。ギターのスティーヴ・ハウ色や楽曲のイエス色も薄れ、ボーカルは少しクドさが増しているが、演奏の軽快さや、イモっぽいプログレ色に収束する煮え切らないポップネスも担保されている。全体に楽曲がコンパクトになり、洗練感が加味されたようでいて、中身自体はあまり変わっていないのかも知れないが、軽過ぎず重過ぎずの聴きやすい楽曲とアレンジ、ノリのよい演奏はわりとカッコよく、前作同様にシンフォニック・プログレ系愛好家ならけっこう楽しめると思う。EUプレス盤
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輸入盤
(Progressive/Heavy Symphonic / Digi-Pack CD(2018) / Warner/Poland,EU)