ポーランドのオスカー・レコードから、3面開きデジパックでのリシュー。アマロックは、ギタリスト兼マルチ奏者のミハウ・ヴォイタスのユニットというかプロジェクトで、マイク・オールドフィールド愛好家のヴォイタスが、その影響下で自分なりの新たなサウンドを模索するべく、オールドフィールドの「アマロック」からユニット名を付けて00年頃に始動した。おそらくワルシャワを拠点に活動していると思われる。本作は、01年にポーランドのアルス・ムンディからリリースされたファースト・アルバムで、新装スリーヴでの再発盤。メンバーは、各種ギター、ベース、キーボード、サンプラー、パーカス等々をマルチに熟すヴォイタスを核に、ドラムのクシシュトフ・ピトゥラ、ヴァイオリンのマウゴジャータ・ストシュ、フルートのヨアンナ・ヤヴォルシュ・デュトカの他、アグニェシュカ・デュデック、マルタ・ヴォイテチェク等のボーカル&コーラス隊が適時ゲスト参加。概ね、ギター中心のヘヴィ・シンフォニック調インストを展開していて、前述の通りオールドフィールド的プログレ感を基調としつつ、フュージョン方面の洗練感やイエス的ハードネス、クラシックやエスニックな要素などなどをクロスオーヴァーさせたサウンド。ギターの音色はわりとオールドフィールドっぽいが、案外とブルージーだったりもして、リフやフレーズ、メロディ、コード感やアレンジはそれ程モロという感じでもなく、フュージョン感も含め例えば大山曜のアストゥーリアス辺りに近からず遠からずの印象。ギター・フュージョン・プログレ系としてわりと素直にカッコよく、涼やかで濃密な好盤と思う。
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輸入盤
(Progressive/Heavy Symphonic,Fusion / Digi-Pack CD(2024) / Oskar Records/Poland)