カナダのリターン・トゥ・アナログから、76年9月のバンクーバーでのライヴ音源6曲をボーナスで加えての、25年新規リマスター&見開きデジスリーヴでのリシュー。もしかして初CD化。オッフェンバッハは、ケベック州モントリオール出身のグループで、ジェラール・ブール、ジャン・グラヴェ、ミシェル・ラモーゼ等が在籍していたレ・ガン・ブランを母体として、69年にオッフェンバッハ・ソープ・オペラに改名、72年にアルバムをリリース後、73年に再びオッフェンバッハに改名した。プログレ色を内包した初期から、ポップ・ハード方面へと変遷しながら86年まで活動(その後断続的に再編)、地元ケベック州では現在でもかなりのビッグ・ネームとして知名度の高い存在。本作は、76年にカナダのA&Mレコードからリリースされたフォース・アルバムで、メンバーは、ブール、グラヴェ、ラモーゼ、ロジェ・ベルヴァルの4人編成、バンドとジョージ・センキフの共同プロデュース。初の全編英詞アルバムで、前作までの煮え切らないプログレ色をある程度担保しつつも、ある程度ポップネスを取り込んだメインストリーム調に収束していて、その意味ではアングラなシアトリカルさを引き摺っていた前作までとは趣を異にする印象。とはいえ、大ヒットした次々作「トラヴァージョン」ほどキャッチーに振り切ってはおらず、かといってイモっぽさやアングラ感はそれなりに洗練されていて、その辺りのクセとアクが独特の味わい深さを生んでいる好盤と思う。結局、このバンドの諸作はどれも悪くない。この後ラモーゼとベルヴァルはコルボーへ。
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輸入盤
(Pop Hard/Blues,Progressive,Pops / Digi-Sleeve CD(2025 Re-master) / Return To Analog/Canada)