フランスのバッド・レピュテイションから、21年リマスターでのリシュー。多分初CD化。マライアは、67年にシカゴで結成されたザ・ジェームスタウン・マサカーを母体とするグループで、74年にマライアに改名してロサンジェルスに移住した。本作は、75年にUSAユナイテッド・アーティスツ(UA)からリリースされた唯一のアルバムで、メンバーは、後ミズーリ州カンザスシティ出身のグループで、ランス&ケヴィン・メレンブルッフ兄弟が中心となって結成されている。本作は、77年にUSAのOMIレコードからプライヴェート・プレスの自主制作盤としてリリースされたファースト・アルバムで、メンバーは、V.J.コンフォルテ、フランキー・サリヴァン(ex.サバイバー,ハート,エドガー・ウインター,etc)、レン・フィガティ、マーク・エアーズ(ex.坂本龍一,etc)、エド・ビュレク、ウェイン・ディヴァルコの6人編成、プロデュースはボブ・デストッキ。概ね、ブルース基調のポップ・ハードを展開していて、ドゥービー・ブラザーズ方面のウエストコースト色と、フォガット方面のブギー色が交叉。適度なキャッチーさの楽曲、ツイン・ギター編成を活かしたアレンジ、勢い十分のハードな演奏のマッチングは素直にカッコよく、カッチリした疾走感は非常に真っ当。この後、サリヴァンがシカゴに戻って結成するサバイバーにも繋がる印象で、ポップ・ハード系愛好家はまずもって楽しめるだろう好盤と思う。
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輸入盤
(Pop Hard/Blues,Westcoast,Pops / Jewel-case CD(2021 Re-master) / Bad Reputation/France)