USAのロッカドロームから、78年のAXXE(アックス?)名義のシングル両面2曲をボーナスで加えてのリシュー。特にリマスター表記はないが音質はクリアで迫力もある。80年の未発表スタジオ音源4曲をボーナスで加えての、09年新規リマスターでのリシュー。インペッカブルはテキサス州出身のグループで、ダーレン・ウェルチが中心となって76年に結成されている。ラボックを拠点に活動を開始し、モントローズ、バッジー、ハンブル・パイ、パット・トラヴァース、トーキング・ヘッズ等々の前座も務めた後、78年にAXXE名義でシングルをリリースした。本作は、79年にUSAのGBCレコードから1000枚限定でリリースされたライヴ・アルバムで、インペッカブル名義の唯一の作品。タイトル通り、79年8月24,25日にラボックのロックスで行われたライヴ音源で、メンバーは、ウェルチ、ドン・アリソン、リチャード・リコ、モーリス・パインの4人編成。概ね、ブルースを基調としたポップ・ハード系サウンドを展開していて、末期ハード・ロック調と初期ヘヴィ・メタルの要素が混在しているスタイル。例えば、ハイトーンのシャウト・ボーカルはロブ・ハルフォードやロニー・ジェイムス・デュオ、ザクザクで達者なギターはランディ・ローズやマイケル・シェンカー辺りに近似するタイプで、リズム隊もドライヴ感十分で破綻なく上手い。全体としてはUFO的メインストリーム感という印象で、適度なキャッチーさが担保された泣きの楽曲も悪くなく、ギターの弾きまくり感もアリソンとウェルチのけっこうな美少年振りも含め、地元ではかなり名を馳せた好バンドだったのではないかと思う。
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輸入盤
(Pop Hard/Blues,Heavy Metal / Jewel-case CD(2016) / Rockadrome/USA)