UKのオーディオ・アーカイヴスからのリリース。シルヴァーヘッドは、それまで俳優として活動していたマイケル・デ・バレス(ex.デティクティヴ)が、アンドリュー・ロイド・ウェーバーのミュージカルに出演したことを契機にEMIと契約して、メロディー・メーカー紙に出したメン募広告で集まったミュージシャン達と72年にロンドンで結成したグループ。本作は、73年2月7日のベルリンのスポーツパラストでのライヴ音源を収録した発掘ライヴ盤で、メンバーは、マイケル・デ・バレス、ロビー・ブラント(ex.ブロンコ,ロバート・プラント・バンド)、ロッド・ローク・デイヴィス、ナイジェル・ハリソン(ex.ブロンディー)、ピート・トンプソンの5人編成。オシビサと共に、ユーライア・ヒープのサポートを務めたヨーロッパ・ツアーだったようで、おそらくヒープ待ちのファン達から随所で『帰れ』コールやブーイングが飛び交っていて、オーディエンスのウケは今一つの感じ。結局この組み合わせ自体に少し無理があるからなのかとも思うが、バンドの方は相当やりにくかったはずで、演奏自体はノリもよくて悪くなく、少々気の毒な印象。相変わらずドラムが多少不安定だが、ブラントの流暢なギターとハリソンの堅実なベースを軸に、デ・バレスの下品なボーカルが絡む演奏は普通にカッコよく、グラム・ハード系の線としては十分に楽しめると思う。音質とバランスは、最高という感じではないが聴くには全く問題ない。
只今在庫切れとなってしまいました。ご予約オーダー・お問い合わせ等は、問い合わせフォームからお受けいたします。入荷見込み・時期など現在の状況を改めてお知らせいたします。
輸入盤
(Pop Hard/Glam,Pops,Blues / Jewel-case CD(2019) / Audio Archives/UK)