UKのエソテリックから、76年のアルバム未収シングル1曲をボーナスで加えての、12年新規24ビット・リマスターでのリシュー。ボクサーは、元パトゥーのマイク・パトゥーとオリー・ハルソールが、75年にオリジナル・メンバーでのパトゥー再編を試みたが頓挫して、2人はそのままに新たに違うリズム隊を得て結成したグループで、本作は75年にUKヴァージンからリリースされたファースト・アルバム。メンバーは、パトゥー(ex.スプーキー・トゥース,etc)、ハルソール(ex.テンペスト,ケヴィン・エアーズ,etc)、キース・エリス(ex.ヴァン・ダー・グラーフ・ジェネレーター,クーバス,ジューシー・ルーシー,etc)、トニー・ニューマン(ex.メイ・ブリッツ,スリー・マン・アーミー,ジェフ・ベック・グループ,etc)の4人編成で、バンドとリチャード・ディグビー・スミスの共同プロデュース。ある意味スーパー・バンド云ってよい濃厚なメンバー達だが、ブルース基調のわりとオーソドックス&キャッチーなハード・ロックを展開していて、パトゥーやメイ・ブリッツのような強烈なサイケ&アングラ臭は薄い。とはいえ、パトゥーのアクの強いボーカルやハルソールのちょっと変テコでクセのあるギターには一捻りあって、エリスの上等なベースとニューマンの太いドラムも安定して上手く、全体に演奏は文句なしにカッコいい。一味違うポップ・ハード系として、ブリティッシュ・ハード愛好家なら素直に楽しめるだろう好盤と思う。ボーナスのシングルB面も、ノリノリで素直にカッコよかった。
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(Pop Hard/Blues / Jewel-case CD(2012 24bit Re-master) / Esoteric/UK)