オランダのミュージック・オン・ヴァイナルから、限定アナログLPでのリシュー。180g重量ヴィニール使用のLP盤で、クリアー・ヴィニール・カヴァー付の限定プレス盤。スティーヴ・ライヒはニュー・ヨーク出身の作曲家で、コーネル大学で哲学を修めた後、ジュリアード音楽院やミルズ・カレッジで現代音楽を学んだ。同じフレーズの位相をズラす「フェイズ・シフティング」手法を考案し、アフリカ音楽やガムランのリズム・パターンを取り込んだミニマル・ミュージックの先駆者で、ジョン・ケージやテリー・ライリーと共に現代音楽/エクスペリメンタル・ミュージックを代表するビッグ・ネーム。本作は、68年にUSAコロムビア/マスターワークスからリリースされたソロ名義ファースト・アルバムで、クレジット・メンバーは、作曲、テープ&ループのライヒ、ヴァイオリンのポール・ズコフスキーの2人、プロデュースはデヴィッド・バーマン。「ヴァイオリン・フェイズ」は、その曲名通りヴァイオリンのフレーズの位相を、少しずつズラして重ねていくフェイズ手法ミニマル・ナンバーで、独特の無機的な浮遊感とエレガントなアンビエント感が交叉。「イッツ・ゴナ・レイン」は、ペンテコステ派の黒人牧師ブラザー・ウォルターの説教テープを、ライヒがコラージュ&ループしたナンバーで、インダストリアル調のビートに到達する前半から、8層のズレに到達するフェイズ手法の後半まで、コラージュ系としてはかなり圧巻の熱量を堪能出来る。どちらもわりと文句なしの凄いサウンド。EUプレス盤
只今在庫切れとなってしまいました。ご予約オーダー・お問い合わせ等は、問い合わせフォームからお受けいたします。入荷見込み・時期など現在の状況を改めてお知らせいたします。
輸入盤/限定プレス盤
(Psyche/Minimal,Medidtation,Progressive / 180g Vinyl LP(2019) / Music On Vinyl/Holland,EU)