オランダのミュージック・オン・ヴァイナルから、限定アナログLPでのリシュー。180g重量HQオーディオフォー・ビニール使用のLP盤。ジョディ・グラインドは、エルキー・ブルックスのバック・バンドで意気投合したティム・ヒンクレー、イワン・ザグニ、マーティン・ハリマンの3人が、68年にロンドンで新たに結成したノヴァを母体として、レコード会社との契約の際にジョディ・グラインドに改名したグループ。エインズレー・ダンバー・ブルー・ホエール、ホワイトスネイク、ルネッサンス、イリュージョン、コロシアム、アルマゲドン、スティームハマー、ヘッズ・ハンズ&フィート、サンディ、ハミングバード等々、数多の関連バンドがある。本作は、70年にUKトランスアトランティックからリリースされたセカンド・アルバムで、メンバーは、前作からティム・ヒンクレーを残しイワン・ザグニとバリー・ウィルソンが抜けて、代わりにバーニー・ホランドとピート・ゲヴィンが加入したトリオ編成、プロデュースはヒュー・マーフィー。16ビート基調のグルーヴィなドラムと、非常に流暢で達者なギターの加入により、かなりスッキリとしたブルース・ハード・ロック路線で炸裂していて、サイケ調でアングラ感十分の前作とは趣を異にするというか、ある意味見違える作品。ブルージーなイモっぽさが担保された楽曲、ジャジーで小憎らしいリフと弾きまくるソロで疾走するギター、ドライヴ感のあるハモンド・オルガン、切れのよい横ユレのドラム、どれも申し分のないカッコよさを放つ文句なしの好盤と思う。本作リリース後グループは解散、ヒンクレーはヒンクレー・ヒーローズやベケット、スナッフやチャップマン&ホイットニー等、ホランドはハンブルバムズ、スティーラーズ・ホイール、ハミングバード等、ゲヴィンはヘッズハンズ&フィートやヴィネガー・ジョー、サンディ等へと多彩な活動を見せる。えらいカッコよし!。EUプレス盤
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輸入盤/限定プレス
(Blues Hard/Blues,Psyche,Progressive / 180g HQ Vinyl LP(2017) / Music On Vinyl/Holland,EU)