韓国のビッグ・ピンク・ミュージックから、21年新規リマスター&ペーパースリーヴでのリシュー。紙ジャケ仕様、オビ付。エインズレー・ダンバーはリヴァプール出身のドラマーで、63年に17歳でデリー・ウィルキー・アンド・プレスマンのメンバーとして本格的にプロ活動を始め、エクスチェッカーズ、ザ・モジョス、ジョン・メイオール&ザ・ブルース・ブレイカーズ、ジェフ・ベック・グループを経て、68年にリタリエイションを結成した。何より、この後のフランク・ザッパ、ジャーニー、ジェファーソン・スターシップ、ホワイトスネイク等での活動で知られていると思う。本作は、71年にフランスBYGやUKワーナーからリリースされたフィフス・ソロ・アルバムで、メンバーは、ダンバー、トミー・アイアー(ex.ジャクリーン,マーク・アーモンド,リフ・ラフ,etc)、ポール・ウィリアムス(ex.ジューシー・ルーシー,テンペスト,i.o.u.,etc)を核に、曲によってロジャー・サットン(ex.マーク・アーモンド,リフ・ラフ,ニュークリアス,etc)、イワン・ザグニ(ex.ジョディ・グラインド,etc)等々が適時参加、ダンバーとコリン・コールドウェルの共同プロデュース。2曲目のフランク・ザッパのカヴァーも含め、全体にインプロを軸としたセッション色の強い演奏で、一定以上のテンションで疾走するドラムと、リフ&フレーズで骨格をガイドするキーボード、ブルージーに肉付けするボーカルに、ギターや管楽器が適時ソロ的に切り込んでくるスタイル。ともかくも饒舌なドラムのノリがよく、オルガン、エレピ、ギター、管楽器が一体となった盛り上がりは圧巻で、この線としては素直にカッコいい好盤と思う。
只今在庫切れとなってしまいました。ご予約オーダー・お問い合わせ等は、問い合わせフォームからお受けいたします。入荷見込み・時期など現在の状況を改めてお知らせいたします。
輸入盤
(Progressive/Jazz Rock,Psyche,Blues / Paper-Sleeve CD(2021 Re-master) / Big Pink Music/Korea)