ドイツのECMから、見開きデジスリーヴでのリシュー。ノーマ・ウインストンはロンドン出身のボーカリスト兼作詞家で、77年に旦那さんのジョン・テイラーやケニー・ウィ―ラ―と結成した、アジマスのECM作品群でよく知られていると思う。60年代後半から、マイケル・ガリック、マイク・ウェストブルック、ジョン・サーマン、二―ル・アードレイ、ニュークリアス等々でも活動、楽器のような声とエレガントで艶のある声を使い分ける独特の歌唱で、確固たる評価と指示を受けるビッグ・ネーム。本作は、87年にドイツECMからリリースされたソロ名義セカンド・アルバムで、メンバーは、ボーカルのノーマ、ピアノのテイラー、クラリネット&サックスのトニー・コーのトリオ編成、プロデュースはマンフレート・アイヒャー。いかにもECM然とした透明感とバランスのピアノ&管楽器をバックに、ノーマの自在なボーカルが舞うように漂う、非常にエレガントなジャズ・ボーカル・サウンド。エグベルト・ジスモンチ、ビル・エヴァンス、ラルフ・タウナー、パット・スマイス、ウィ―ラ―等々の曲に、時にノーマが歌詞を付け加え、インプロも交えた上等なアンサンブルで展開。コール&レスポンスの阿吽の呼吸よろしく、全体にしなやかな緩急が見事で、落ち着いたオシャレな響きと妖艶な妖しさがハマった、美しい好盤と思う。
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輸入盤/デッドストック入荷
(Progressive/Jazz / Digi-Sleeve CD(2008) / ECM/German)