UKのオグンから、本編と同時期のライヴ音源2曲をボーナスで加えての、08年リマスター&ペーパースリーヴでのリシュー。見開き紙ジャケ仕様で、多分初CD化。マイク・オズボーンはヘレフォードシャー州ヘレフォード出身の管楽器奏者で、自身のトリオやクィンテット等での活動の他にも、マイク・ウエストブルックの一連のアルバムを筆頭にクリス・マクレガーやキース・ティペット、ジョン・サーマン等々の数多のアルバムに参加していて、ブリティッシュ・ジャズ&ジャズ・ロック愛好家にはお馴染みの著名ジャズメンと思う。本作は、タイトル通り75年4月13日にスイスのウィリソウで行われたマイク・オズボーン・トリオ名義のライヴ音源で、76年にUKオグンからリリースされた。メンバーは、オズボーン、ハリー・ミラー、ルイス・モホロのサックス・トリオ編成で、オズボーンとキース・ビールの共同プロデュース。ミラーとモホロはクリス・マクレガーズ・ブラザーフッド・オブ・ブレスのリズム隊でもあるが、3人とも吹きまくり・弾きまくり・叩きまくりで、ともかくも圧巻&炸裂のフリー・ジャズを展開。わりとオーソドックスなアルト・サックス、ハチャメチャなウッド・ベース、パーカッシヴだがヘヴィなドラムという、各パートのバランスと絡みが非常にハマっていて、フリー・ジャズの最も先鋭的なカッコよさを放つ文句なしの好盤と思う。瞬時に反応し合う、お互いのレスポンスの早さと演奏性の高さはともかくも見事で、オズボーンの安定したサックスやモホロの高速ドラミングも凄いが、ドライヴ感を維持しながら爆発しまくるミラーのベースが特に素晴らしい。カッコよし!。
只今在庫切れとなってしまいました。ご予約オーダー・お問い合わせ等は、問い合わせフォームからお受けいたします。入荷見込み・時期など現在の状況を改めてお知らせいたします。
輸入盤/デッドストック入荷
(Progressive/Free Jazz / Paper-Sleeve CD(2008 Re-master) / Ogun/UK)