UKのジャズ・イン・ブリテンからデジパックでのリリース。グループ・サウンズ・フォーとグループ・サウンズ・ファイヴは、ヘンリー・ロウサー(ex.NJO,ボブ・ダウンズ,キース・ティペットズ・アーク,etc)とリン・ドブソン(ex.ソフト・マシーン,サード・イアー・バンド,etc)が65年に結成した(編成によって数字部分が変わる)双頭ユニットで、当時作品リリースはなかったが、ジョン・ハイズマンやジャック・ブルース等が参加していた。本作は、最近になって発掘された「BBCジャズ・クラブ」放送用ライヴ音源で、メンバーは、66年6月13日(1~3曲目)がロウサー、ドブソン、ブルース、ハイズマンの4人編成、65年11月15日(4~7曲目)がロウサー、ドブソン、ハイズマン、ケン・マッカーシー、ロン・リュービンの5人編成、プロデュースはマット・パーカー。概ね、オーソドックスなパートとフリー・フォームなパートが交叉する、わりとスタンダードなビバップ系サウンドを展開。ブルースはクリーム前夜、ハイズマンはグラハム・ボンド・オーガニゼイション前夜の時期で、特にハイズマンのドラムは既に千手観音的に炸裂していて、ドブソンのサックスのブルージーなハマりもよい。いわゆる真っ当なジャズ方面だが、テーマがそれなりにメロディアスで、濃密なコール&レスポンスを軸に盛り上がる演奏は素直にカッコよく、ロックの耳にも聴きやすくて心地好い好盤と思う。ラジオ放送用音源なので、音質もバランスも上々。
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輸入盤
(Progressive/Jazz,Jazz Rock / Digi-Pack CD(2021) / Jazz In Britain/UK)