UKのブリティッシュ・プログレッシヴ・ジャズ(BPJ)から、23年レストア&デジパックでのリリース。エルトン・ディーンはロンドン出身のサックス奏者兼キーボーティストで、プログレ系リスナーには、何よりキース・ティペット・グループ(KTG)、ソフト・マシーン等での活動で知られていると思う。本作は、タイトル通り79年2月25日にミラノのクリスタッロ劇場で行われたエルトン・ディーン・クァルテット名義のライヴ音源で、22年にBPJからリリースされた「オン・イタリアン ロード:ライヴ・イン・ミラノ 1979」が第1部、本作が第2部となる初出発掘音源。メンバーは、ディーン、キース・ティペット、ハリー・ミラー、ルイス・モホロの4人編成で、プロデュースはマット・パーカー(レストア/リマスタリングを担当したブリティッシュ・プログレッシヴ・ジャズのエンジニア)。79年当時新曲だった「オアシス」と、ナインセンス時代からの代表曲「セヴン・フォー・リー」のインプロ拡大ヴァージョンの2曲で、「オアシス」第1部より激しさが増した炸裂フリー・ジャズ方面。「セヴン・フォー・リー・ヴァリエーションズ」は、第1部で披露していた「ソフト・ヒープ」や「エル・スキッド」等の曲のリフ&フレーズも交えた即興演奏が爆発していて、最後にお馴染みのテーマが出てくるまでは「「セヴン・フォー・リー」とはわからないかも知れない。澄んだ美しい音色でハミ出しまくるピアノ、シンバル多用の鋭角なドラム、流暢な吹きまくり感のサックス、ノリのよいダブル・ベースの炸裂などなど、KTGやナインセンスに遠からずのブリティッシュ・ジャズを堪能出来る。
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輸入盤
(Progressive/Jazz,Free Jazz / Digi-Pack CD(2023 Re-store) / British Progressive Jazz/UK)