UKのヴォカリオンから、11年新規リマスターでのリシュー。アラン・スキッドモアはロンドン出身のサックス奏者で、センティピード、クリス・マクレガーズ・ブラザーフッド・オブ・ブレス、アレクシス・コーナー・ブルース・インコーポレイテッド、ザ・トリオ、エルトン・ディーンズ・ナインセンス、マイク・ギブス・バンド等々での活動で知られる、ブリティッシュ・ジャズ・シーンのビッグ・ネームの1人。本作は、70年にUKフィリップスからリリースされた、ザ・アラン・スキッドモア・クィンテット名義セカンド・アルバムで、メンバーは、前作からのスキッドモア、ジョン・テイラーに、新たにマルコム・グリフィス、クリス・ローレンス、トニー・レヴィンを加えたクィンテット編成が基本で、曲によってマイク・オズボーンとジョン・サーマンがゲスト参加したセプテット編成、プロデュースはテリー・ブラウン。前作にも増してバンド感の強い、ハード・バップ色のある演奏を展開していて、濃密な炸裂感はわりと文句なしのカッコよさを放つ。息つく暇もない爆発と疾走の連続、インプロとテーマのバランスの妙、バラードのくぐもり感と美しさ、どれも申し分なく圧巻で、全編に渡ってズッシリした手応え十分。フリー・フォームなインプロを基調としながらも、リフやフレーズがいちいちカッコよくてロック的で、ロックの耳にも素直に心地好いエネルギッシュでハイテンションなサウンド。ブリティッシュ・ジャズ&ジャズ・ロック愛好家はまずもって楽しめるだろう、要チェックの好盤と思う。カッコよし!。
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(Progressive/Jazz,Jazz Rock / Jewel-case CD(2011 Re-master) / Vocalion/UK)