韓国のビッグ・ピンク・ミュージックから、18年新規リマスター&ペーパースリーヴでのリシュー。紙ジャケ仕様、オビ付。イグアナはサウザンプトン出身のグループで、本作は72年にUKポリドールからリリースされた唯一のアルバム。メンバーは、ブルース・ロバーツ、ロン・テイラー、クリス・ガウアー、ジョン・カートライト、ピート・ハントの5人編成が基本で、曲によってドン・シンのピアノやピーター・レイングのパーカスが適時ゲスト参加、プロデュースはトニー・ウォーディントン。ブルージー&ファンキーなブラス・ジャズ・ロックを展開していて、16ビートが基調でファンク寄りの感じなのだが、突き抜けず垢抜けずでいかにもブリティッシュ的で、例えばモーグル・スラッシュやイフ、ブレインチャイルドやスウェガス辺りに近似する印象。2本のブラスは薄過ぎず厚過ぎずで、重いグルーヴのベース、キレのよいギター、後ノリのドラムによる演奏も上手くてカッコよく、全体にバランスのよいサウンド。変拍子の出て来ない、オーソドックスにブルージーな楽曲や、ファンキーなアレンジと演奏は、コテコテのプログレ愛好家にはウケないかも知れないが、ブリティッシュ・ロックやブルージー・ジャズ・ロック愛好家なら、かなり楽しめるだろう好盤と思う。本作後、バンドは丸ごとジェス・ローデン(ex.アラン・ボウン・セット,etc)のバック・バンドとなる。
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輸入盤/限定プレス
(Progressive/Jazz Rock,Blues,Funk / Paper-Sleeve CD(2018 Re-master) / Big Pink Music/Korea)