UK/EUのレパートリーから、20年新規リマスター&デジパックでのリリース。エロック(ex.グローブシュニット)のレストア&リマスタリングで、音質はクリアで迫力もあってよい。コロシアムは、元ニュー・ジャズ・オ-ケストラ、グラハム・ボンド・オーガニゼイションのジョン・ハイズマン、ディック・ヘクトール・スミス、トニー・リーヴスが中心となって、68年にロンドンで新たに結成されたグループで、この後テンペスト、モーグル・スラッシュ、コロシアムII、グリーンスレイド等の派生バンドを生んだ、ブルース系ブリティッシュ・ジャズ・ロックのビッグ・ネーム。本作は、タイトル通り71年にローマのパイパー・クラブで行なわれたライヴ音源を収録した発掘ライヴ盤で、著名ブートレグの正規リリース盤。メンバーは、ハイズマン、ヘクトール・スミス、デイヴ・グリーンスレイド、デイヴ(クレム)・クレムソン(ex.ベーカルー,ハンブル・パイ,etc)、マーク・クラーク、クリス・ファーロウ(ex.アトミック・ルースター,etc)の6人編成。おそらく、サード「ドーター・オブ・タイム」リリース後のヨーロッパ・ツアーで、「タイム・マシーン」以外は71年「コロシアム・ライヴ」と重複するセレクトだが、インプロ主体の演奏はけっこう違いもあって、こちらはこちらで十分に楽しめる。ハイズマンは勿論、クレムソンもファーロウも豪快に炸裂していて、素直にカッコいい好ライヴ盤と思う。人脈図付
輸入盤
(Progressive/Blues,Jazz Rock,Psyche / Digi-Pack CD(2020 Re-master) / Repertoire/UK,EU)