南アフリカのフレッシュ・ミュージックから、72年のオムニバス収録のブラック・サバスのカヴァー1曲をボーナスで加えての、08年新規リマスターでのリシュー。サックは南アフリカのヨハネスブルグ出身のグループで、アンディ・イオニデスとステファン・ジルロイが中心となって70年初頭に結成されたようだ。ブックレットにもあるように、ステージではマネキンを持ち出して斧で破壊したりと、かなり過激なライヴを行っていたらしい。本作は、70年に南アフリカのパーロフォンからリリースされた唯一のアルバムで、メンバ-は、アンディ・イオニデス、ステファン・ジルロイ、ルイス・フォーラー、サヴェリオ・グランデの4人編成、プロデュースはフリーダムズ・チルドレンのジュリアン・ラクストン。グランド・ファンク、キング・クリムゾン、フリー、コロシアム、ディープ・パープル等々、1曲を除き全てカヴァーばかりなのだが、ともかくもこの炸裂&爆裂感は圧巻で、全編に渡ってヘヴィ・サイケとハード・ロックに跨がったギラギラした炸裂を見せる。多少のズレもおかまいなしといった感じだが、この勢いのよさの前には問題にならないというか、著名曲を自分達のやり方で太々しく料理していて、B級感たっぷりのラウドかつ疾走する演奏はともかくもカッコいい。この、アドレナリン全開タイプのギラギラ感はかなり壮快で、全体に漂うアングラ色十分のアシッド感も含め、ヘヴィ・サイケ&ハード・ロック愛好家ならまずもって楽しめるだろう好盤と思う。カッコよし!。
只今在庫切れとなってしまいました。ご予約オーダー・お問い合わせ等は、問い合わせフォームからお受けいたします。入荷見込み・時期など現在の状況を改めてお知らせいたします。
輸入盤/デッドストック入荷
(Blues Hard/Heavy Blues,Psyche / Jewel-case CD(2008 Re-master) / Fresh Music/South Africa)