フランスのバッド・レピュテーションからのリリース。ネッコは、シドニー出身のグループで、アレク・ネッコが中心となって22年に結成されている。23年にザ・ラディエーターズのツアー・サポートアクトを務め配信でシングル・リリースも開始、現在までに6曲以上をリリースしているようだ。本作は、26年にリリースされたファースト・アルバムで、インフォメーションによると今までリリースされた楽曲がほぼ全て収録されているらしいが、24年に4曲入EP「ネッコEP(全て本作にも収録)」を配信リリースしていて、それに続く作品という意味でタイトルが「II」らしい。メンバーは、ネッコ、アレックス・デーモン、レノ・トリッシのトリオ編成、バンドのセルフ・プロデュース。概ね、70年代懐古型のブルース・ハード方面で、わりとジミー・ペイジ・ライクなリフ&フレーズを基調とした正調ハード・ロックという印象。ネッコのハイ・トーン・ボーカルは、ちょっと粘っこくて線が細く、わりとソリッドなリズム隊も含め全体としてはそれ程ゼップ調という感じではないが、それでもルックスや華やかさは十分にゼップを意識しているようにも見えて、ブリティッシュ調の湿った質感のハマりもいい塩梅。バンド感は担保しつつ、しかし武骨になり過ぎず、マイナー調を担保しつつ、しかし暗くなり過ぎずという、何とも絶妙な寸止め感もブリティッシュ的で、よく練られたトリオ・アンサンブルは素直にカッコよく、ハード系愛好家はまず持って楽しめるだろう好盤と思う。
輸入盤
(Blues Hard/Blues,Psyche / Jewel-case CD(2026) / Bad Reputation/France)