イタリアのヴィニール・マジック/BTFから、09年新規リマスター&ペーパースリーヴでのリシュー。見開き紙ジャケ仕様で、ブックレット入。音質はクリアで迫力もあってよい。ニュー・トロルスはジェノヴァ出身のグループで、ヴィットリオ・デ・スカルツィやニコ・ディ・パーロが中心となって66年に結成されている。イタリアン・ロック最古参のバンドの1つで、PFMやアレア、バンコ、オザンナ、フォルムラ・トレ等と共に、日本でもよく知られるイタリアン・ロックのビッグ・ネーム。本作は、72年にイタリアのフォニット・チェトラからリリースされたフォース・アルバムで、メンバーは、前作からのデ・スカルツィ、ディ・パーロ、ジャンニ・ベッレーノの3人に、新たにマウリツィオ・サルヴィ、フランク・ラウジェッリを加えた5人編成。オリジナルは1枚目にスタジオ音源、2枚目にライヴ音源を収めた2枚組だったので、2in1CDとなる。全体に、キーボードが加わったことでサウンドに厚みが増していて、前半のスタジオ音源はジャジー&クラシカルな佳曲が並ぶプログレ然としたサウンド。少々地味だが独特の翳りがあって、その線としてはメロディアスで聴きやすく上質。ところでしかし、何よりチェックすべきは後半のライヴ音源群で、時折パープルをプログレ寄りにしたような炸裂インプロ・ハードを展開していて、バンド感満点のジャジーな盛り上がりは素直にカッコいい。「コンチェルト・グロッソ」とフィフス「UT」の狭間で、巷ではあまり知られてないようだが、実はイタリアン・ロック愛好家は勿論、ハード・ロック愛好家も文句なしに楽しめるだろうプログレ&ハード系の好盤と思う。TESオビ・解説・人脈図付
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(Progressive/Hard,Bluse,Jazz Rock / Paper-Sleeve CD(2009 Re-master) / Vinyl Magic,BTF/Italy)