イタリアのBTF/ヴィニール・マジックから、05年新規リマスター&ペーパースリーヴでのリシュー。見開き紙ジャケ仕様で、ブックレット入。音質はクリアで、迫力もあってよい。フレアはローマ出身のグループで、71年にフレア・オン・ザ・ハニーとしてデビュー、アイドル系のサイケ&ラヴ・ロック・バンドとして活動後、72年に同じ4人のメンバーのままフレアに改名した。ゴブリン、エトナ関連のバンドとしても知られているかも知れない。本作は、72年にイタリアのフォニット・チェトラからリリースされた唯一のアルバムで、メンバーは、アントニオ・マランゴーロ、カルロ・ペニッシ、エリオ・ヴォルピニ、アゴスティーノ・マランゴーロの4人編成。非常にノリのよい炸裂感満点のプログレ・ハードを展開していて、間違いなくイタリアン・プログレ・ハードの最高峰の1つ。ともかくもキレがよくてヘヴィなドラムを軸に、全員が一体となって盛り上がりながら疾走し続ける演奏は、バンド感十分で文句なしのカッコよさを放っていて、ブルージーなフレーズと楽曲、変拍子&ポリリズムも交えたプログレ的アレンジも申し分ない。特にアゴスティーノのドラミングはハード系として十全に圧巻で、全体の出来のよさも含め、ハード・ロック愛好家ならまずもって楽しめるだろう大好盤と思う。73年にバンドは解散、ベースのエンゾはルオヴォ・ディ・コロンボに参加するが、再び同じ4人で75年にエトナを結成。さらにアゴスティーノはゴブリン、ナポリ・チェントラーレに加入、アントニオもゴブリンにゲスト参加する。カッコよし!。TESオビ・解説/人脈図付
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(Progressive/Hard,Blues,Psyche / Paper-Sleeve CD(2005 Re-master) / BTF/Vinyl Magic/Italy)