ドイツのヴァーティゴ/マーキュリーからのリリース。フランピィはハンブルク出身のグループで、65年にアイルランド人のオブライエン・ドッカーが中心となって結成したフォーク・バンド、ザ・シティ・プリチャーズを母体として、I.D.カンパニーのインガ・ランフが加わる形で70年に結成されている。ドイツ/ヨーロッパでけっこうな商業的成功を収めた、ジャーマン・ロックのビッグ・ネームの1つ。本作は、タイトル通り70-73年のライヴも含む4枚のアルバムからコンパイルされたベスト盤で、メンバーは、ファーストがランフ、ジャン・ジャック・クラヴェッツ、カール・ハインツ・ショット、カースティン・ボーンの4人編成、セカンド以降はその4人にライナー・バウマン(ex.スフィンクス・タッシュ,etc)を加えた5人編成が基本で、プロデュースはライナー・ゴルターマン、バンドのセルフ等々。内容は、1-3曲目が70年ファースト「オール・ウィル・ビー・チェンジド」、4,5曲目が71年「フランピィ2」、6,7曲目が72年サード「バイ・ザ・ウェイ」、8,9曲目が73年「ライヴ」からのセレクト。メインストリーム方面のキャッチーさとプロダクションを担保しつつ、ハード、プログレ、サイケの要素を上手く取り入ながら、長尺のインプロやプログレ的展開でもアングラになり過ぎない線を維持していて、上等で素直にカッコいいアンサンブルも含め、このバンドのエッセンスは十二分に伝わる好アンソロジー盤と思う。73年の解散後、ランフ、クラヴェッツ、ショットはアトランティスを結成、さらにクラヴェッツは74年にランディ・パイへ。89年にはランフ、クラヴェッツ、ボーンが中心となってフランピィを再編した。
輸入盤/デッドストック入荷
(Blues Hard/Blues,Psyche,Progressive / Jewel-case CD(1997) / Vertigo/Mercury Records/German)