国内のアルカンジェロから、500枚限定ペーパースリーヴでのリシュー。円形6面開き紙ジャケ仕様、半円形ビニール・バッグ付、21年新規リマスター盤。フランピィはハンブルク出身のグループで、アイルランド人のオブライエン・ドッカーやフランス人のジャン・ジャック・クラヴェッツが在籍していたフォーク・バンド、ザ・シティ・プリチャーズの元メンバー達が、元I.D.カンパニーのインガ・ランフと新たに結成したグループ。本作は、71年にドイツのフィリップスからリリースされたセカンド・アルバムで、ライナーは小畑茂生、歌詞対訳付、邦題は「フランピー登場」。メンバーは、前作からのインガ、クラヴェッツ、カール・ハインツ・ショット、カースティン・ボーンの4人に、新たにギタリストのライナー・バウマンを加えた5人編成、プロデュースも前作と同じライナー・ゴルターマン。前作のブルージー・ハード&ピンク・フロイド的サイケ・プログレ路線を継承しつつ、ギタリストの加入によりハード色がスカっと前面に顕われた印象。相変わらず下品かつパワフルなインガのシャウト・ボーカル、流暢に弾きまくるクラヴェッツのオルガンを軸に、よく伸びるスライドも含めた太くて達者なギター、上手くてキレのよいリズム隊が一体となって盛り上がる演奏は、ともかくも素直にカッコいい。ハード・ロックとしては勿論、ヘヴィ・プログレ方面のサウンドとしても十分に成立していて、全体に上等で演奏性の高い文句なしの好盤と思う。えらいカッコよし!。
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アルカンジェロ盤/限定500枚プレス盤
(Blues Hard/Blues,Psyche,Progressive / Paper-Sleeve CD(2021 Re-master) / Arcangelo/Japan)