国内のアルカンジェロから、500枚限定ペーパースリーヴでのリシュー。コーティング紙ジャケ仕様、21年新規リマスター盤。フランピィはハンブルク出身のグループで、アイルランド人のオブライエン・ドッカーやフランス人のジャン・ジャック・クラヴェッツが在籍していたフォーク・バンド、ザ・シティ・プリチャーズの元メンバー達が、元I.D.カンパニーのインガ・ランフと新たに結成したグループ。本作は、70年にドイツのヴァーティゴからリリ-スされたサード・アルバムで、折込ポスター入、ライナーは小畑茂生、歌詞対訳付、邦題は「バイ・ザ・ウェイ」。メンバーは、前作からのインガ、クラヴェッツ、ライナー・バウマン、カール・ハインツ・ショット、カールステン・ボーンの5人に、新たにアーウィン・カニアを加えた6人編成で、バンドとトマス・ククックの共同プロデュース。概ね、前作のハード色をある程度担保しつつも、随所にファンキーなレイドバック感が顕れていて、アメリカンなテイストが強くなっている感じ。演奏は相変わらず上手くて上等だが、バンド感云々よりも歌モノ方向の安定したアンサンブルになっていて、その意味ではインガのボーカルを軸としたアレンジという印象。全体にクラヴェッツの炸裂オルガンの出番は少ないが、その分インガのボーカルは十二分に堪能出来て、この線としては素直にカッコいい好盤と思う。この後、73年に「ライヴ」をリリースして解散、インガとクラヴェッツはアトランティスを結成(クラヴェッツはランディ・パイと掛持)、ハインツ・ショットも遅れてアトランティスに合流。
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アルカンジェロ盤/限定500枚プレス盤
(Blues Hard/Blues,Psyche,Funk,Progressive / Paper-Sleeve CD(2021 Re-master) / Arcangelo/Japan)