UKのトーキング・エレファントから、12年新規リマスターでのリシュー。キース・クリスマスはエセックス州コルチェスター出身のシンガー・ソング・ライター(SSW)で、エスペラントやシェラ・マクドナルドのバック・バンド等での活動でも知られているかも知れない。本作は、70年にUKのB&Cからリリースされたソロ名義セカンド・アルバムで、メンバーは、ボーカル&ギターのキースを軸に、マイティ・ベイビィのイアン・ホワイトマン、マイク・エヴァンス、ロジャー・パウエル、フォザリンゲイのパット・ドナルドソン、ゲリー・コンウェイの他、キース・ティペット、シェラ・マクドナルド、ボブ・スチュワート等が曲によって適時参加、プロデュースはサンディ・ロバートン。フォーク・ロック調の1,3,4,5,7曲目、フォーク調の2,6曲目と、わりとはっきり大別される感じなのだが、ティペットのピアノが炸裂する1曲目がともかくも非常にカッコよく、この1曲だけでも十分に楽しめるという印象。他にも、マイティ・ベイビィ的ジャジーさが心地好い3,5曲目、トラッド色のあるアシッド・フォーク調の2,6曲目など佳曲が多く、全体としてかなり出来のよい好盤と思う。基本的にマイティ・ベイビィ臭が隠し味的に漂っていて、ゴッタ煮の寸止めポップネスとアンバー感が、サイケ系の浮遊感に収束する感じは、ブリティッシュ・ロック愛好家なら素直に楽しめるだろう味わい深さで、その線としては要チェックかも知れない。カッコよし!。
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輸入盤
(Progressive/Folk Rock,Psyche / Jewel-case CD(2012 Re-master) / Talking Elephant/UK)