UKのシーリー・コート・デジタルから、テクスチャー紙見開きデジスリーヴでのリシュー。20年新規レストア&マスター音源、300枚限定プレス、多分初CD化。サンダルウッドは、ヴィヴィアン・ジェームズとフィリッパ・ノヴァスの女性デュオ・ユニットで、70年代初期にバーミンガムを拠点に活動していた。本作は、71年にUKのS.R.T.レコードから自主制作盤としてリリースされた唯一のアルバムで、50枚プレスのオリジナルLPは2500ポンドを超える著名コレクターズ・アイテム。メンバーは、ボーカル、ギター、マンドリンのヴィヴィアン、ボーカル、12弦ギターのフィリッパのデュオ編成で、曲によってエンジニア兼任のクライヴ・パワーズがベースで参加、プロデュースはデイヴ・リチャードソン。概ね、木漏れ日アシッド・フォーク調サウンドを展開していて、ハーモニー・コーラスも交えたツイン・ボーカルとシンプルな弦楽アンサンブルが、ほのぼのとしたルーラルな空気感に収束。高い方のヴィヴィアン、低い方のフィリッパ、どちらも涼やかに澄んだシンギングで、ハーモニー・コーラスのハマりも美しく、アルペジオを軸とした弦楽群とのマッチングも悪くない。全体にゆったりとした暖かい情感の曲調は、牧歌的な清涼感十分で流していて素直に心地好く、ふわ~っとした柔らかさがアシッド・フォーク然としたくぐもり感を演出。ブリティッシュ・フォーク系愛好家なら普通に楽しめるだろう好盤と思う。
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輸入盤/限定300枚プレス
(Acid Folk/Folk / Digi-Sleeve CD(2021 '20Restore&Master) / Seelie Court Digital/UK)