UK/EUのグレープフルーツから、71年のライヴ音源7曲を収録したボーナスCDを加えての、21年新規リマスター&3面開きデジパック&2CDでのリシュー。オベロンは、オックスフォードシャー州ラドリー大学の学生達が中心となって結成されたグループで、本作は71年にUKエイコーン・レコードからプライヴェート・プレスの自主制作盤としてリリースされた唯一のアルバム。99枚プレス(150枚説もあり)のオリジナルLPが、6ケタの高額プレミアム ・アイテムとしても知られる1枚で、クレジット・メンバーは、曲によって多少の変動があるが、ジュリアン・スメドリー、チャーリー・シーワード、ロビン・クラッタービュック、ヤン・スクリムジョア、クリス・スミス、バーニー・バーチャル、ニック・パウエルの7人。グループ名が妖精王オベロン、タイトルが「真夏の夜の夢」だが、本作は特にシェイクスピアのコンセプト作品ではない模様。フェアポートも取り上げていた「ノッタナム・タウン」と、ガーシュインの「サマータイム」以外はオリジナル曲で、概ねトラッド、ジャズ、プログレのゴタ混ぜフォーク調サウンドを展開。全体に、どの曲も2,3本のギターとヴァイオリンやフルートを交えて、時々盛り上がりも見せるまったり&ゆったりのゆるめの印象。「ノッタナム・タウン」のしっとり感や「サマータイム」のアンニュイなゆるさ、「指輪物語」のゴンドールの首都をモチーフにした「ミナス・ティリス」での深淵なフルートの響きなど、全体にホワ~っとしたドリーミー系のサイケな浮遊感があって、流していて素直に心地好い。ボーナスは、11年の40周年記念40枚プライヴェート・プレス盤「オベロン・ライヴ・スプリング 1971」とおそらく同内容で、71年3月23日のラドリー大学でのライヴ音源。
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輸入盤
(Folk&Folk Rock /Folk,Progressive,Psyche / Digi-Pack 2CD(2021 Re-master) / Grapefruit/UK,EU)