国内のソニー・ミュージックから、68~69年の3枚のシングル両面6曲(アルバム未収&シングル・ヴァージョン)をボーナスで加えての、18年新規リマスターでのリシュー。初の国内盤CD化。レズリー・ダンカンは、ダラム州ストックトン・オン・ティーズ出身の女性シンガー・ソング・ライター(SSW)で、63年にシングル・デビュー以降中堅シンガーとして活動していたが、10枚目のシングル「ラヴ・ソング」をエルトン・ジョンが気に入り、2人のデュエット・ヴァージョンがシングル・ヒットしたことで一躍知られる存在となった(後にデヴィッド・ボウイやオリビア・ニュートン・ジョンもカヴァー)。77年までに5枚のアルバムをリリースして引退するが、ピンク・フロイドの「狂気」やアラン・パーソンズ・プロジェクトの「イヴ」を始めとして、数多のアーティストのアルバムにもバック・ボーカリストとして参加している。本作は、71年にUKのCBSからリリースされたファースト・アルバムで、邦題「シング・チルドレン・シング」。メンバーは、レズリー、旦那さんのジミー・ホロヴィッツ、クリス・スペディング(ex.ニュークリアス,ジャック・ブルース,バタード・オーナメンツ,etc)、ジョー・モレッティ、テリー・コックス(ex.ペンタングル)、トリスタン・フライ、エルトン・ジョン等々で、曲によってデヴィッド・カッツ指揮のオーケストラが入る。アレンジとプロデュースはホロヴィッツ。概ね、牧歌的でソウルフルな女性SSWボーカル・サウンドといった趣きのサウンドを展開していて、エレガントなブルー・アイド・ソウル色と、しっとりした英国的アンバー感がいい塩梅のマッチングを見せる。全体に70年代的懐かしさのある好盤と思う。
只今在庫切れとなってしまいました。ご予約オーダー・お問い合わせ等は、問い合わせフォームからお受けいたします。入荷見込み・時期など現在の状況を改めてお知らせいたします。
国内盤/限定プレス
(Folk&Folk Rock/SSW,Soul,Folk,Pops / Jewel-case CD(2018 Re-master) / Sony/Japan)