UKのトーキング・エレファントから、限定ペーパースリーヴでのリリース。見開き紙ジャケ仕様。ドリー・ジャクソンは、おそらくロンドン出身のシンガー・ソング・ライター(SSW)で、元ヴァン・ダー・グラーフ・ジェネレーター、ロング・ハロー等々のデヴィッド・ジャクソンの娘。01年にフランシス・ダナリー(ex.イット・バイツ,ザ・シン,etc)のバック・バンドでプロとしての音楽活動を開始、クリス・ディフォード、ウィリアム・トップリー、マーティ・ペロウ等のバック・ボーカルの他、07年にソロ名義ファースト・アルバム「ザ・コーティング・グラウンド」をリリース、16年以降は父デヴィッドと共にカプレカーズ・コンスタントのメンバーとしても活動している。本作は、25年にリリースされたソロ名義セカンド・アルバムで、 メンバーは、ドリーを核に、デヴィッド、マイク・ウェステルゴール、アル・ニコルソン、ニック・ジェファーソンのカプレカーズ・コンスタント組の他、マーク・ウォーカー(ex.L.A.アンサンブル,etc)、トビー・シャエル(ex.サム・ケリー&ザ・ロスト・ボーイズ,etc)が適時バックを担当、プロデュースはウェステルゴール。概ね、少々のケルティック&プログレ色を内包したフォーク調サウンドを展開していて、英国的な湿った質感のアンサンブルと翳りのあるメロディアスさの楽曲が、アンバーな空気感に収束。その意味ではカプレカーズ・コンスタントとも通じる要素はあるが、あくまでメインはドリーのボーカルで、ミドル・トーン声域の凛とした声と柔らかいタッチが同居するシンギングは、1人多重ハーモニー・コーラスも含めくぐもり感十分。非ブルース系のフォーキー・プログレとしても成立していて、この線としては雰囲気のよい好盤と思う。
輸入盤
(Folk&Folk Rock/Progressive,SSW,Celtic / Paper-Sleeve CD(2024) / Talking Elephant Records/UK)