ドイツのレパートリーから、06年新規リマスター&ペーパースリーヴでのリシュー。見開き紙ジャケ仕様で、音質はクリアかつ迫力もあって非常によい。ルネッサンスは、キース&ジェーン・レルフ達のオリジナル・ルネッサンス消滅後、マイケル・ダンフォードとアニー・ハズラムをキーパーソンとして再編されたグループで、メンバーも音楽性も異なる別のグループといってよいと思う。本作は、73年にUKソヴリンからリリースされたセカンド・アルバムで、確か邦題は「燃ゆる灰」。メンバーは、アニー、ダンフォード、ジョン・タウト、ジョン・キャンプ、テリー・サリヴァンの5人編成で、ウィッシュボーン・アッシュのアンディ・パウエルが1曲でゲスト参加、ストリングス・アレンジはリチャード・ヒューソン、プロデュースはディック・プラント、スリーヴ・デザインはヒプノシス。ダンフォードはまだサポート・メンバーでのクレジットだが、すでにほとんどの曲を手掛けていて、ファースト同様にフォーク・ロック調の暖か味とプログレ的なドラマティックな展開が見事なマッチングを見せる。華麗なピアノとメロディアスなベース、しっとりした響きのアコースティック・ギターを中心とした演奏が非常に心地好く、声を張るばかりではないアニーのボーカルも深い味わいがあって非常にいい感じ。特に、アニーが大好きだという4曲目、クラシック・ナンバーをモチーフとした淡い木漏れ日感の5曲目、パウエルがギターでゲスト参加したドラマティックな6曲目といった、旧LPのB面の流れが素晴らしい。ともかくも、クラシカルかつメロディアスな佳曲が多い、文句なしの好盤と思う。EUプレス盤
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(Progressive/Symphonic,Classic,Folk Rock / Paper-Sleeve CD(2006 Re-master) / Repertoire/German)