国内のアヴァロン/マーキーから、限定ペーパースリーヴでのリシュー。見開き紙ジャケ仕様で、SHM-CD&17年リマスター音源(17年イアー・ミュージック盤と同じ)、ライナーは舩曳将仁&ジョン・ロード。ジョン・ロードはレスターシャー州レスター出身のキーボーティストで、クラシックのピアニストを目指していたがジミー・スミスの影響でハモンド・オルガンに傾倒、63年にアートウッズに加入してデビューした。67年のアートウッズ解散後、サンタ・バーバラ・マシン・ヘッド、フラワー・ポットメン、ラウンドアバウトを経て68年に結成したディープ・パープルや、78年からのホワイトスネイク、84年以降の再編パープルでの活動で何より知られるビッグ・ネーム。本作は、74年にUKパープル・レコードからリリースされたソロ名義セカンド・アルバムで、邦題は「バッハ未完成フーガ」。メンバーは、ロード、デヴィッド・カヴァデール、グレン・ヒューズのパープル組に、レイ・フェンウィック(ex.アフター・ティー,ファンシー,イアン・ギラン・バンド,etc)、トニー・アシュトン(ex.ファミリー,ペイス・アシュトン&ロード,etc)、ピート・ヨーク(ex.ハーディン&ヨーク,パスポート,etc)を加えた6人編成のバンドと、エバーハルト・ショーナー指揮のミュンヘン・チェンバー・オペラ・オーケストラとの共演、プロデュースはルートヴィヒ・マイアー。71年6月1日のミュンヘンのユーロヴィジョン・フェスでのライヴ音源で、適度に炸裂するヨークのドラムも含めバンド演奏がわりと素直にカッコいい。クラシック色とロック色の煮え切らないマッチングは相変わらずだが、オーケストラもけっこう随所で変テコな事をやっていて、全体に面白くて楽しめる好盤と思う。
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アヴァロン盤/国内プレス(Japanese-pressing CD)
(Progressive/Classic,Symphonic,Blues,Funk / Paper-Sleeve SHM-CD(2019 '17Re-master) / Avalon/Japan)