イタリアのダーク・コンパニオンから、見開きデジスリーヴでのリリース。LTD.250プレス盤。ジョン・グリーヴスはウェールズのレクサム出身のベーシスト兼コンポーザーで、プログレ系リスナーには何よりヘンリー・カウやナショナル・ヘルスでの活動で知られていると思う。ソロでの活動の他にも、ピーター・ブレグヴァッド(ex.スラップ・ハッピー)との共作やザ・ロッジ、近年のロクソングスやアルトー・ビーツ等々、RIO&カンタベリー系人脈を基調の幅広いセッション活動でも知られる。本作は、26年にリリースされたソロ名義新作アルバムで、メンバーは、ピアノ&ボーカルのグリーヴス、ヴァイオリンのミラベル・ジリス、ヴィオラのロホン・ヴァレーロの3人。グリーヴスのピアノ弾語りに、ヴァイオリンとヴィオラが適時絡むスタイルで、「秋の歌」のタイトルの下、秋にまつわる過去曲の新たなアレンジによるリメイクを軸に、ジョルジュ・ブラッサンスやレナード・コーエンのカヴァー、ブレグヴァッド、ギョーム・アポリネール、ポール・ヴェルレーヌの詩にグリーヴスが曲を付けた新曲などを織り交ぜた内容。概ね、小賢しさを排除した、わりとストレートに耳に染み入るグリーヴス的シャンソンというか、シンプルな室内楽調アンサンブルをバックに、朗々と歌うグリーヴスのボーカルを堪能出来る。グリーヴス本来のストレンジ感が、スリーヴのイメージ通りの印象派的エレガントさに収束していて、流していて存外に心地好く素直に美しい好盤と思う。
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輸入盤/限定250枚プレス
(Progressive/Strange Pop,RIO,Canterbury / Digi-Sleeve CD(2026) / Dark Companion/Italy)