イタリアのマンティコア・レコード/ダーク・コンパニオンからのリリース。見開き紙ジャケ仕様で、限定1000枚プレス盤、国内のディスク・ユニオンが輸入盤にオビ・解説(英文ライナー対訳)を付けた国内流通盤。ジョン・グリーヴスはウェールズのレクサム出身のベーシスト兼コンポーザーで、プログレ系リスナーには何よりヘンリー・カウやナショナル・ヘルスでの活動で知られていると思う。ソロでの活動の他にも、ピーター・ブレグヴァッド(ex.スラップ・ハッピー)との共作やザ・ロッジ、近年のロクソングスやアルトー・ビーツ等々、RIO&カンタベリー系人脈を基調の幅広いセッション活動でも知られる。本作は、18年にリリースされた新作で、グリーヴスとマックス・マルキーニがグレッグ・レイクから引き継いだイタリア・マンティコアからのリリース。メンバーは、ボーカル&ベース&ピアノのグリーヴスと、ボーカル&ピアノ&ギターのアニー・バルバッツァを軸に、ヴァレリー・ガバユ、ヒミコ・パガノッティ、オリヴィエ・メラノ、ジャッコ・ジャクスジク、ジーナ・パーキンス、ソフィア・ドマンシッチ、マチュー・ラバテ、ヨルディ・タッリャフェッリ、イレーネ・バルビエリ等々が曲によって適時参加、グリーヴスとマルキーニの共同プロデュース。ピアノ、ストリングス、ベース、ヴィブラフォン辺りを核とした、非常に静謐な室内楽的アンサンブルに、時折アンビエント・ノイズ調のギターを絡め、グリーヴスとゲストの女性ボーカル陣の豊かなシンギングを交えたサウンド。全体に、カンタベリー的なサイケ感とクラシカルなエレガントさが同居していて、楽曲の落ち着いた佇まいのメロディスさと奥行きのあるサウンドメイキングも極めて上等。ともかくも流していて心地好い、雰囲気抜群で文句なしの好盤と思う。素晴らしい!。
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ディスク・ユニオン盤/1000枚限定プレス/イタリア・プレス(Italian-pressing CD)
(Progressive/Strange,RIO,Canterbury / Paper-Sleeve CD(2019) / Disk Union,Manticore Records/Dark Companion/Japan,Italy)