UKのKスコープから、デジパックでのリシュー。ゴングは、ソフト・マシーンやキャラヴァンと共にカンタベリー・プログレの根幹をなすグループで、ソフト・マシーンのフランス・ツアーからのイギリスへの帰国の際に、ドラッグ所持で入国を拒否されたデイヴィッド・アレンが、そのままソフト・マシーンを脱退してフランスに戻り、恋人のジリ・スマイスやフランスのミュージシャン達と結成した。数多のメンバー変遷を経ながら、アレン他界後の現在も活動を続けるビッグ・ネーム。本作は、00年にUKマッドフィッシュからリリースされたライヴ盤で、タイトル通り00年春のUK/ヨーロッパツアーでのライヴ音源をコンパイルしたもの。メンバーは、デイヴィット・アレン、ディディエ・マルエブ、マイク・ハウレット、クリス・テイラー、テオ・トラヴィス(ex.ソフト・マシーン・レガシー,etc)、グワイヨー・ゼピクス(ex.マザー・ゴング)の6人編成が基本で、曲によってジリ・スマイス、ステッフェ・シャープストリングス、ベイジル・ブルックスが適時参加、プロデュースはトラヴィス。内容は、1,3〜11曲目が4月6日ロンドンのサブテラニア・クラブ、2,14曲目が4月29日ベルゲンのザ・ガレージ、12,13曲目がデヴォン州エクセターのザ・フェニックス。『新世紀の見えない電波の妖精』をコンセプトに、00年リリースの「ゼロ・トゥ・インフィニティ」からの曲を軸とした、70年代当時の猥雑感に戻っている感じのアンサンブルを展開。トリッピーでサイケ特に、印象に、『新世紀の見えない電波の妖精』をモチーフとしたステージを展開していて、トリッピーなアレンは勿論、ハウレット、テイラー、トラヴィス辺りを核としたアンサンブルは素直にカッコよく、ジリも存在そのものがサイケという印象。好ライヴ盤と思う。
輸入盤
(Progressive/Psyche,Canterbury / Digi-Pack CD(2024) / K-Scope/UK)