UKのKスコープから、3面開きデジスリーヴ&2CDでのリリース。ゴングは、ソフト・マシーンやキャラヴァンと共にカンタベリー・プログレの根幹をなすグループで、ソフト・マシーンのフランス・ツアーからのイギリスへの帰国の際に、ドラッグ所持で入国を拒否されたデイヴィッド・アレンが、そのままソフト・マシーンを脱退してフランスに戻り、恋人のジリ・スマイスやフランスのミュージシャン達と結成した。数多のメンバー変遷を経ながら、アレン他界後の現在も活動を続けるビッグ・ネーム。本作は、19年のUKツアーから、リーズ、ニューカッスル、ノッティンガムでのライヴ音源をコンパイルした2枚組ライヴ盤で、19年リリースのアルバム「ユニヴァーサル・オールソー・コラプセズ」の発売ツアー。メンバーは、16年「リジョイス!、アイム・デッド!」から不変のカヴース・トラビ(ex.ナイフワールド,etc)、ファビオ・ゴルフェッティ、イアン・イースト、デイヴ・ステュート(exジェード・ウォリアー,etc)、チェブ・ネットルズの5人編成。「ユニヴァーサル~」から3曲、「リジョイス~」からの3曲に、往年の著名曲(CD1/2,6曲目)なども織り交ぜたセレクトで、「ユニヴァーサル~」での往年のゴング調サウンドへの回帰感の延長線上という印象。70年代の『見えない電波の妖精3部作』期のような、ユーモラス&軽薄なテケテケ調横ユレ感と、ポスト・ロック通過後のソリッドな縦ノリ感が、何ともいい塩梅のバランスで交叉していて、ともかくもその辺りが非常に面白い。演奏もバンド感十分で素直にカッコよく、正しくサイケで濃密な好ライヴ盤と思う。
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輸入盤
(Progressive/Psyche,Canterbury / Digi-Sleeve 2CD(2022) / K Scope/UK)