USAのキュニフォームから、11年新規リマスターでのリシュー。マッツ&モルガンは、スウェーデンのベステルボッテン地方ウメオ出身のユニットまたはバンドで、盲目のキーボーティストのマッツ・エーベリと、その幼馴染みのドラマーのモルガン・オーギュレンが中心となって、90年代前半に結成されている。ザッパ色とカンタベリー色が交叉する、特異なバカテク変態サウンドを身上とするユニット。本作は、99年にスウェーデンのUAEからリリースされたマッツ&モルガン・バンド名義のライヴ・アルバムで、99年6月にストックホルムのファシング・クラブで行われたライヴ音源を収録したもの。メンバーは、マッツ、モルガン、ジミー・オーギュレン、トミー・トールズソン、ロベルト・エーロブソン、エリック・カールソンの6人編成で、モルガン本人が新たにリマスタリングを施している。中心はあくまでもマッツとモルガンの2人なのだろうが、他のメンバー達もかなりバカテクかつ異常で、変拍子&ポリリズム多用バカテク・プログレとして文句なしの演奏を堪能出来る。マッツのフレーズを、太いベースと細かいドラミングがフォローし、そこにギターやキーボードがさらに絡んでいく様は圧巻で、リズムのキマりとノリよさは、聴いていてともかくも心地好い。ザッパ的リフやアレンジも随所に鏤められているが、フォロワーとして括る程にはしつこくはなく、カンタベリー的なエレガントさと可愛らしさ、ユーモラスさも満点にハマってる。この濃密で愉快な演奏を目の当たりにした聴衆は、きっと誰もが興奮したに違いなく、この線としては文句なしにカッコいい大好ライヴ盤と思う。素晴らしい!。
只今在庫切れとなってしまいました。ご予約オーダー・お問い合わせ等は、問い合わせフォームからお受けいたします。入荷見込み・時期など現在の状況を改めてお知らせいたします。
輸入盤/デッドストック入荷
(Progressive/Jazz Rock,Strange,Canterbury / Jewel-case CD(2011 Re-master) / Cuneiform/USA)