UKのユニバーサル/マーキュリーから、79年のシングル「ギルティ」をボーナスで加えての、本人の手による11年新規リマスターでのリシュー。音質はクリアで迫力もあってよい。マイク・オールドフィールドはバークシャー州レディング出身のギタリスト兼マルチ・プレイヤーで、68年に姉のサリーとのサリーアンジーでデビュー後、ケヴィン・エアーズ&ホール・ワールドに参加、そこで知り合ったデヴィッド・ベッドフォードに作曲とアレンジ手法を教わって、73年のファースト・ソロ「チューブラー・ベルズ」で大ブレイクしたビッグ・ネーム。本作は、78年にUKヴァージンからリリースされたフォース・アルバムで、ギター、ベースその他をマルチにこなすマイクを核に、ピエール・ムーラン(ex.ゴング,etc)、マディ・プライア(スティーライ・スパン,etc)、姉のサリー・オールドフィールド、弟のテリー・オールドフィールド、師匠ベッドフォード、クイーンズ・カレッジ・ガールズ・クワイアー等々が参加。ブレイク後の鬱病から立ち直って、物憂げな長髪もバッサリ切っての再出発で、初期三部作のエッセンスを全て凝縮した感のある、非常に圧倒的なサウンドを展開。主なパートを全て自分1人でやるのではなく、ベッドフォードの手によるオーケストラやムーランのヴィブラフォン、女性ボーカル&コーラスを大幅に取り入れた、ほとんど交響曲ともいえる4楽章1曲。全編に渡ってともかくも濃密で美しく、特にパート3の力強いリズムやパート4のリリシズムは、ほとんど唯一無比の幽玄さを放っていて、もしかして最高作かも知れない大好盤と思う。素晴らしい!。EUプレス盤。
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輸入盤
(Progressive/Symphonic,Minimal,Canterbury / Jewel-case CD(2011 Re-master) / Universal,Mercury/UK,EU)