UK/EUのレーザー・メディアからのリリース。デイヴィッド・アレン、ロバート・ワイアット、ケヴィン・エアーズ、マイク・ラトリッジの4人でスタートしたソフト・マシーンは、ケント州カンタベリーで66年前後に勃興した、いわゆるカンタベリー・ロック・シーンの柱となるグループで、ゴング、ホール・ワールド、マッチング・モウル等の派生バンドと共に、数多のミュージシャン達に影響を与えリスペクトを受け続けるビッグ・ネーム。本作は、タイトル通り75年1月10日に、オランダのオーファーアイセル州エンスヘデのトゥヴェンテ大学で行われた発掘ライヴ音源で、既にブートレグでも知られたラジオ放送用音源。メンバーは、ラトリッジ、カール・ジェンキンス、アラン・ホールズワーズ、ロイ・バビントン、ジョン・マーシャルの5人編成で、この後リリースされる「バンドルス」をほとんど丸ごと演奏している。レコーディング終了後だからなのか、皆さん非常に熟れている印象で、スタジオ盤アレンジを基調に適時インプロを織り交ぜた濃密なパフォーマンスを堪能出来る。火を噴くように弾きまくるホールズワースのギターは勿論、負けじと炸裂するバビントンのベースとマーシャルのドラム、クールさを装いながらけっこう弾き倒すラトリッジのエレピ&オルガン、一歩引いてバランスを担うジェンキンスのピアノ&サックス、どれもわりと素直に圧巻。2~4曲目の流れに違和感というか、実は3曲目がカットされてしまっているような気もしたり、表スリーヴのステージ写真は明らかに時期が違っていたりとトホホな部分は多少あるが、ともかくも演奏がカッコいい好ライヴ盤と思う。
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輸入盤
(Progressive/Jazz Rock,Canterbury / Jewel-case CD(2022) / Laser Media/UK,EU)