ドイツのニュー・ミュージック/GTRから、18年リマスターでのリシュー。ニール・メリーウェザーは、カナダのマニトバ州ウィニペグ出身のベーシスト兼シンガー・ソング・ライターで、トロントを拠点にローカル・バンドやモータウン関連で活動後、68年にロサンジェルスに移住した。何よりママ・ライオン、ヘヴィ・クルーザー等々での活動で知られていると思う。本作は、70年にUSAケント・レコードから「ニール・メリーウェザー、ジョン・リチャードソン&ボールス」名義でリリースされたアルバムで、98年GTR盤「クリプトナイト」にボーナス収録されていたが、単独盤としては多分初CD化。メンバーは、メリーウェザー、リチャードソン(ex.ニュークリアス,etc)、ロビン・ボール(ex.アグリー・ダックリングス,etc)、ジャック・ヴェルカー(ex.49th パラレル,etc)の4人編成。概ね、ハード&ヘヴィなブルース・ロック方面のサウンドを展開していて、ドラム・ソロも交えた勢いのよいインプロで盛り上がりまくる7曲目を始めとして、粘っこいグルーヴ感のノリのよい演奏はわりと素直にカッコいい。メリーウェザーがトロントで集めたメンバー達は、各々ニュークリアス、アグリー・ダックリングス、49th パラレル等のサイケ系のバンドにいたということもあって、ギターのファズ加減やハモンド・オルガンのギラギラ感、ドラムのドカスカ具合など、全体に程よいサイケ感が担保されている印象。メリーウェザーのベース&シャウト・ボーカルのハマりも非常によく、捨て難いB級の味わいも含め、この線のブルース&ハード系としては文句なしの好盤と思う。カッコよし!。EUプレス盤
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輸入盤
(Blues&Swamp/Psyche,Hard,Blues / Jewel-case CD(2018 Re-master) / New Music/GTR/German,EU)