ドイツ/UKのレパートリーから、70年のシングル・ヴァージョン1曲をボーナスで加えての、限定ペーパースリーヴでのリシュー。見開き紙ジャケ仕様、21年新規リマスター盤。ストーン・ザ・クロウズは、アレックス・ハーヴェイの弟のレズリー・ハーヴェイが、ジョン・マクギニス、マギー・ベル等と共に68年にグラスゴーで結成したザ・パワーを母体としたグループ。ヨーロッパのクラブをロードする日々が続くが、69年秋にドイツのとあるクラブで演奏している所をレッド・ツェッペリンのマネージャーのピーター・グラントに見い出され、グループ名をストーン・ザ・クロウズに変えてデビューした。マギーのパワフルでブルージーなシャウト・ボーカルが、当時英製ジャニス・ジョプリンとして評判を呼び、ロビン・トロワー・バンド、ミッドナイト・フライヤー、フォーカス、サンダークラップ・ニューマン、ジョー・ソープ等々の数多の関連バンドがある。本作は、70年にUKポリドールからリリースされたセカンド・アルバムで、メンバーは、前作と同じマギー、ハーヴェイ、マクギニス、ジム・デューアー、コリン・アレンの5人編成、プロデュースもマーク・ロンドン。概ね、前作のスワンピーなイモっぽさを担保しつつも、ある程度ハード調にシフトした印象で、スカっと突き抜けたシャウト・ボーカル、サイケ感を担保するギター、プログレ的展開も見せるオルガン&エレピ、ヘヴィ&メロディアスなベース、堅実にドライヴするドラムによる演奏は素直にカッコいい。湿ったテイストの楽曲も悪くない好盤と思う。デューアーとマクギニスは本作で脱退、デューアーはロビン・トロワー・バンドへ。音質もスリーヴの質感もよい。
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輸入盤
(Blues&Swamp/Blues,Hard,Swamp / Paper-Sleeve CD(2021 Re-master) / Repertoire Records/German,UK)