ドイツのレパートリーから、13年新規リマスター&デジパックでのリシュー。音質はクリアで迫力もあってよい。ロビン・トロワーはロンドン出身のギタリストで、何よりパラマウンツとプロコル・ハルムでの活動で知られていると思う。いわゆるジミヘン・フォロワー・スタイルの代表格の1人で、ハルム脱退後もロビン・トロワー・バンド、BLT、ジャック・ブルースとのデュオ・ユニット、ソロ等々で現在も活動を続けるビッグ・ネーム。本作は、03年にUSAのV12からリリースされた16枚目のスタジオ・アルバムで、メンバーは、トロワー、デイヴィー・パティソン、デイヴ・ブロンズ、ピート・トンプソンの4人編成、トロワーとブロンズ、ポール・ペイジ(曲によって)の共同プロデュース。1,4,8曲目辺りを始めとした、ソロ初期を彷彿させるようなハード・ナンバー群は、往年のファンにとってはうれしい限りと思うが、他の少しシブめのナンバー群も非常に引き締まっているというか、全体に濃密でツボにハマったブルース・ロックを堪能出来る。専任ボーカリスト入の編成は、トロワーには珍しいパターンだが、相変わらずポール・ロジャーズ・タイプのボーカルが好みなようで、そのパティソンの声がジェームズ・デュワーに似ていることも、初期を彷彿させられる要因の1つかも知れない。シンプルだが十分にヘヴィで粘っこいノリのリズム隊と、ともかくもよく泣くギターのマッチングは申し分なく、バンド感があって素直にカッコいい。ワン・パターンさ加減が流していて心地好いという、ある意味困ったサウンドで、フリーやスノーウィー・ホワイト辺りと同様に、このブルージーな泣きは酒が進むという印象。素晴らしい!。
只今在庫切れとなってしまいました。ご予約オーダー・お問い合わせ等は、問い合わせフォームからお受けいたします。入荷見込み・時期など現在の状況を改めてお知らせいたします。
輸入盤
(Blues&Swamp/Heavy Blues,Hard / Digi-Pack CD(2013 Re-master) / Repertoire/German)