UKのプロッグ・テンプルから、17年新規リマスターでのリシュー。ジョー・ソープは、テネント・アンド・モリソンのジョン・テネントとデイヴ・モリソンが、デュオ・ユニットの発展形として72年に新たに結成したグループで、本作は73年にUKポリドールからリリースされた唯一のアルバム。メンバーは、テネント、モリソン、ジミー・マッカロック(ex.ストーン・ザ・クロウズ,サンダークラップ・ニューマン,etc)、マイク・カミンスキー(ex.ELO,etc)、ゲリー・コンウェイ(ex.フォザリンゲイ,ジャッキー・マクシーズ・ペンタングル,etc)、ジェフ・ピアースの6人編成で、プロデュースはサンディ・ロバートン。概ね、ブルージーなスワンプ・ロックを展開していて、テネント・アンド・モリソンの延長線上にあるパブ・ロック調のレイドバック感はある程度担保しつつも、よりヘヴィなブルース色が強く顕われている印象。ブルージーな泣きのマッカロックのギターと、けっこう弾きまくり感のあるカミンスキーのヴァイオリンの対比がいい塩梅で、スワンピーなテネントとモリソンのサイド・ギターもハマっていて、ハードにドカスカと重いリズム隊のノリもよい。少しハスキーなテネントとモリソンのボーカル&ハーモニー・コーラスも雰囲気十分で、全体にバンド感の演奏は素直にカッコよく、ブリティッシュ的なくぐもったブルース色とアメリカ的なスワンプ色が上手くマッチングした、シブくて泣きのある楽曲も申し分ない。この線としては、わりと文句なしの好盤と思う。カッコよし!。
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(Blues&Swamp/Folk Rock,Swamp,Blues,Pub Rock / Jewel-case CD(2017 Re-master) / Prog Temple/UK)