韓国のビッグ・ピンク・ミュージックから、20年新規リマスター&ペーパースリーヴでのリシュー。コーティング紙ジャケ仕様、英文ライナー・インサート入、オビ付。ダディ・ロングレッグスはニュー・ヨーク出身のグループで、スティーヴ・ヘイトン(ex.デイライト,etc)、カート・パロマーキ(ex.イフ,etc)、クリフ・キャリソンのトリオ編成で68年に結成されている。アメリカ南西部をサーキット後渡英してロンドンを拠点に活動、4枚のアルバムをリリースして73年頃に解散したようだ。本作は、70年にUKワーナー・ブラザースからリリースされたファースト・アルバムで、メンバーは、前述のヘイトン、パロマーキ、キャリソンのトリオ編成を基本に、曲によってスティーヴ・ミラー(ex.キャラヴァン,キャロル・グライムス・デリヴァリー,etc)等が適時ゲスト参加。概ね、スワンピー&ブルージーなルーツ・ロック系サウンドを展開していて、例えばバッファロー・スプリングフィールドやフライング・ブリトー・ブラザーズ方面が基調という印象。楽曲は、ルーラルなスワンプ・フォーク&フォーク・ロック調と、わりとヘヴィなブルース・ロック調に大別される感じで、ジャム・セッション色を内包したガチャガチャ&ドカドカな演奏も、バンド感十分でけっこうカッコいい。全体に、ヒッピー系のゆるいサイケ感とパブ・ロック系のレイドバック感がいい塩梅で交叉していて、この線としては普通に楽しめる悪くない1枚と思う。
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輸入盤
(Blues&Swamp/Swamp,Blues,Pub Rock / Paper-Sleeve CD(2020 Re-master) / Big Pink Music/Korea)