ドイツのレパートリーから、06年新規リマスター&ペーパースリーヴでのリシュー。紙ジャケ仕様で、音質はクリアかつ迫力もあってよい。クライマックス・ブルース・バンドはスタッフォードシャー州スタッフォード出身のグループで、コリン・クーパーやピート・ヘイコックが中心となって68年に結成されている。クライマックス・シカゴ・ブルース・バンド、クライマックス・ブルース・バンド、クライマックス・シカゴなど、初期はアルバムによってバンド名が異なっていたが、73年以降はクライマックス・ブルース・バンドに落ち着いた(アメリカの著名バンド、シカゴとの兼ね合いがあったらしい)。本作は、69年にUKパーロフォンからリリースされたセカンド・アルバムで、メンバーは、クーパー、ヘイコック、アーサー・ウッド、デレク・ホルト、ジョージ・ニューサムの5人編成、プロデュースはクリス・トーマス。わりとど真ん中のブルース・ロック調の曲を軸に、少々のサイケ&プログレ色を内包したインスト小曲を適時織り交ぜた構成だが、概ね全体としてはブルース・ロックで括れる印象。パブ・ロック調のセッション感がある程度担保された演奏は、それ程派手ではないがノリは悪くなく、アンサンブル自体はけっこうカッコいい。本作制作時は、まだ全員地元スタッフォードで普通に仕事もしていて、ロンドンまでレコーディングに行くのは大変だったらしいが、ブリティッシュ・ブルース・ロック系としてそれなりの仕上がりの好盤と思う。
輸入盤/デッドストック入荷
(Blues&Swamp/Blues,Psyche,Progressive / Paper-Sleeve CD(2006 Re-master) / Repertoire/German)