UKのプロッグ・テンプルから、14年新規リマスターでのリシュー。コースト・ロード・ドライヴは、おそらく73年頃にロンドンで結成されたグループで、本作は、74年にUKデラム傘下のガマからリリースされた唯一のアルバム。メンバーは、レス・ニコル、スティーヴ・クリーガー、チャーリー・ハリソン(ex.ジュダス・ジャンプ,etc)、スティーヴ・チャップマンの4人編成で、曲によってミック・ウィーヴァー(ex.キーフ・ハートリー・バンド,etc)、ニッキー・ホプキンス(ex.ローリング・ストーンズ,etc)、クリス・メルサー(ex.ジューシー・ルーシー,etc)、ヘンリー・ロウサー(ex.ボブ・ダウンズ・オープン・ミュージック,etc)等々が適時ゲスト参加、ジョン・ジャンセンとクリーガーの共同プロデュース。概ね、ブルージー&スワンピーなパブ・ロックまたはスワンプ・ロック系サウンドを展開していて、例えば、キース・クロス&ピーター・ロス辺りを少しブルース寄りにしたような印象。しつこくないツイン・ギターと堅実なリズム隊に、ホンキー・トンク調ピアノやオルガン、クラヴィネット、サックス、トランペット等が適時絡む演奏は、全体にバンド感があって普通にカッコいい。ボーカル&ハーモニー・コーラスは、わりとジェントリーな爽やかさがあって、ブリティッシュ的くぐもり感もいい塩梅のマッチングを見せる。素直にカッコいいウィッシュボーン・アッシュ的な2,6曲や、ザ・バンド的な8曲なども含め、楽曲はわりとメロディアスで、知名度はないだろうが掘出し物的な好盤と思う。この後、ハリソンとチャップマンは渡米してポコに加入。
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(Blues&Swamp/Pub Rock,Blues,Swamp/ Jewel-case CD(2014 Re-master) / Prog Temple/UK)