UKのコンクエスト／リトル・ハウス・ミュージックから、デジパックでのリリース。国内のウルトラ・ヴァイブが輸入盤にオビを付けた国内流通盤。バーニー・マースデンはバッキンガム出身のギタリストで、UFO、ワイルド・ターキー、ベーブ・ルース等々を渡り歩いたが、何よりペイス・アシュトン・ロードとホワイトスネイクのメンバーとして知られていると思う。本作は、22年にリリースされたアルバムで、21年の「チェス」、「キングス」に続くブルース＆ブルース・ロックのカヴァー集第3弾。メンバーは、開封出来ないので判らないが、もし「チェス」、「キングス」と同じなら、マースデン、ボブ・ハドレル(ex.バーコーズ,etc)、ジョン・ゴードン(ex.ロジャー・ウォーターズ,etc)、ジム・ラッセル(ex.カーブド・エアー,ストレッチ,etc)の4人編成が基本と思われる。今回は全曲カヴァーで、ベック・ボガート＆アピス、フリートウッド・マック、ジェイムズ・ギャング、マウンテン、クリーム、ジミ・ヘンドリックス、ジョニー・ウィンター・アンド／リック・デリンジャー、ロリー・ギャラガー、ロビン・トロワー、コージー・パウエルなどの、著名＆定番ブルース・ロック・ナンバーが多くセレクトされている。原曲ヴァージョンそれぞれのブルージーなニュアンスはある程度担保しつつ、わりとハード・ロック調のアレンジで纏めていて、タイト＆コンパクトだがバンド感十分の演奏は素直にカッコいい。この人は、年を取るにつれボーカルが上手くなってギターも味わいが増している印象で、ブルース・ロック＆ハード系愛好家ならまずもって楽しめる好盤と思う。
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コンクエスト・レコード／ウルトラ・ヴァイブ盤
(Blues&Swamp/Blues,Hard / Digi-Pack CD(2022) / Conquest Records/Little House Music,Ultra-Vybe/UK,Japan)
