韓国のビッグ・ピンク・ミュージックから、17年新規リマスター&ペーパースリーヴでのリシュー。紙ジャケ仕様、オビ付。エインズレー・ダンバーはリヴァプール出身のドラマーで、63年に17歳でデリー・ウィルキー・アンド・プレスマンのメンバーとして本格的にプロ活動を始め、エクスチェッカーズ、ザ・モジョス、ジョン・メイオール&ザ・ブルース・ブレイカーズ、ジェフ・ベック・グループを経て、68年にリタリエイションを結成した。何より、この後のフランク・ザッパ、ジャーニー、ジェファーソン・スターシップ、ホワイトスネイク等での活動で知られていると思う。本作は、68年にUKリバティからリリースされたファースト・ソロ・アルバムで、エインズレー・ダンバー・リタリエイション名義。メンバーは、ダンバー、ジョン・モーシェッド(ex.パイレーツ,ショットガン・エクスプレス,etc)、ヴィクター・ブロックス(ex.ピーター・バーデンス,etc)、アレックス・ドモチョウスキーの4人編成で、プロデュースはイアン・サミュエル、スリーヴ・デザインはヒプノシス。ダンバーは、巷ではあまりブルースメンとしての認識はないようだが、ほぼブルースブレイカーズ関連メンバー達によって制作されたブルース・ロック作品で、ダンバーの上手くてノリのよいドラムを核に、モーシェッドの太いブルージー・ギターやブロックスの黒っぽいボーカル、この後ダンバーと共にエロニウスの名前でマザーズに参加するドモチョウスキーのウネるベースが、いい塩梅のルーズさを保ちながらタイトに絡む。演奏は素直にカッコよく、ヒップかつモンドな空気感も含めけっこうスモーキーな好盤と思う。
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輸入盤
(Blues&Swamp/Psyche,Blues,Swamp / Paper-Sleeve CD(2017 Re-master) / Big Pink/Korea)