USAのロッカドローム/ヴィンテージから、デジパックでのリリース。トゥルース・アンド・ジャニーは69年にアイオワで結成されたグループで、当時はトゥルースと名乗りライヴ&ツアー中心に活動していた。72年と73年にシングルをリリースするがパッとせず、バンド名をトゥルース・アンド・ジャニーに変えて再びツアー中心の活動に戻り、76年になってプライヴェート・プレスの自主制作盤として「ノー・レスト・フォー・ザ・ウィックド」をリリースした。本作は、74年にカンサス州トピカで行われたライヴ音源を収録した発掘ライヴ盤で、18年USAロッカドローム/ライオン・プロダクション2LP盤のCD化。「ノー・レスト~」以前の音源だが、メンバーは、「ノー・レスト~」と同じビリー・リー・ジャニー、スティーヴン・ボック、デニス・バンスのトリオ編成。曲のセレクトは「ノー・レスト~」や76年のライヴ盤「イラプス!」とはほとんど重複がなく、シングル曲や未発表曲中心で、本作でしか聴けない初出曲が多い。概ねラウド感満点の演奏で、いかにもギター・トリオ的な炸裂を見せるB級ブルージー・ハードを堪能出来る。まだそれ程ジミヘン色がなく、サイケの残滓を引き摺りながら弾きまくるギターに、ジャック・ブルースまたはフェリックス・パパラルディ的なファズ・ベースが絡み、ドラムがボトムをしっかり押さえる感じのスタイルで、全体にヘヴィ&ラウド感十分。特にベースはギター並に饒舌で、全員が1つの塊のように盛り上がるインプロは素直にカッコよく、クリームやマウンテン方面のB級ハード・ロックとして、この手の愛好家ならまずもって楽しめるだろう好ライヴ盤と思う。カッコよし!。
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輸入盤
(Blues Hard/Heavy Blues,Psyche / Digi-Pack CD(2019) / Rockadrome/Vintage/USA)